八幡平アスピーテライン 開通

標高の高い山々にも、春がやってきました。冬の間、通行止めになっていた鹿角市と岩手を結ぶ観光道路、「八幡平アスピーテライン」が15日開通しました。澄み切った青空が広がる中、訪れた多くの観光客がさっそく“雪の回廊”を楽しんでいました。

鹿角市と岩手の八幡平市を結ぶ「八幡平アスピーテライン」。県境をはさんだおよそ20キロの区間の冬期閉鎖が、15日、解除されました。秋田側の9・8キロの区間では、先月はじめから、1か月以上除雪作業が続いていました。

除雪のあと道路わきにできるのが、雪の壁“雪の回廊”です。壁の高さは、秋田側では、最も高いところで4メートルほどになりました。県によりますと、周辺の降雪量は平年並みでしたが、このところ気温の高い日が続いたことで、雪解けが進み、壁の高さは例年より2メートルほど低くなりました。それでも標高およそ1500メートルの見返峠周辺では、見ごたえ十分の高さです。

春を越えて夏のような暑さとなった15日のアスピーテライン。“雪の回廊”は、今後の天候にもよりますが、大型連休のころまでで楽しめそうだということです。

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