ポルシェ中国CEO、シャオミのパクリ騒動にコメント

中国のハイテク大手、シャオミの電気自動車に「外観がポルシェに酷似している」との指摘が出た問題について、ポルシェ中国の最高経営責任者がコメントしたことが話題になった。

中国のハイテク大手、小米(シャオミ)の電気自動車(EV)に「外観がポルシェに酷似している」との指摘が出た問題について、ポルシェ中国の最高経営責任者(CEO)がコメントしたことが中国SNSの微博(ウェイボー)で話題になった。

シャオミは3月28日にEV参入第1弾モデルとなる小型セダン「SU7」の受注を開始。SU7を巡っては外観がポルシェのタイカンに酷似しているとの指摘があり、中国メディア・中新経緯は14日に取材に応じたポルシェ中国CEOのミヒャエル・キルシュ氏がこの件について「優れたデザインには暗黙の了解があるのかもしれない」との考えを示したことを伝えた。

同氏はまた、ブランド独特のデザイン美学などを守ることによりポルシェは75年の歴史において鮮明なブランド識別度を形成したと紹介。「われわれは同じ基準、さらにはより高い要求を適用する企業がわれわれと公平、公正、誠実、合法、健全な競争を行うことを期待している」とも述べたといい、中国のネットユーザーからは「感情指数の高さを示すコメントだ」「器の大きさが分かる」「さすがポルシェ!」「数十年の歴史があるのにこんなにも謙虚」「『暗黙の了解』。これからこの言葉が使われることになりそう」などの声が寄せられた。(翻訳・編集/野谷)

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