青森県内の通学路で一斉交通取り締まり

ボランティアらが見守る中、登校する児童=15日、青森市千刈1丁目
スクールゾーンで交通指導を行う県警交通機動隊員=15日、青森市千刈1丁目

 青森県内の小、中学校で新学期が始まったことを受け、県警は15日朝、通学路やスクールゾーンで一斉交通取り締まりを行った。

 青森市の千刈小学校周辺のスクールゾーンでは、午前7時ごろから、県警交通機動隊員9人が交通安全ボランティアの協力を得て取り締まった。隊員らはスクールゾーンを通る車のドライバーに通行許可証の提示を求めたり、許可証がない車には迂回(うかい)路を案内したりした。登校する児童には交通安全を呼びかけた。

 同隊の廣瀬健児副隊長は「新入学児童はまだ道が分からないので、ドライバーは徐行を心がけ歩行者を優先してほしい」と話した。

 県警交通指導課によると、昨年県内の通学路で道交法違反容疑などで摘発した件数は6246件。このうち速度違反が2476件と最も多い。次いで一時不停止1422件、携帯電話使用466件、通行禁止違反326件と続く。

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