川上村の魅力に触れよう! 地元のお母さんと行く山菜採り

吉野川の源流に位置する川上村では14日、豊かな自然の中、地元の人と一緒に山菜採りを体験する催しが開かれました。

催しでは村の井光地区に住む山菜に詳しい塩谷加壽子さん71歳がガイドを務め、県内外から家族連れなど8人が参加しました。一行は井光地区の林道を山菜を探すため目を凝らしながら歩き続けました。

参加者は、塩谷さんからコツを聞き、楽しく話しながら山菜を採っていきます。

ワラビの他にも今が旬のコゴミやアザミなどもあり子どもも大人も山菜採りに夢中です。

この体験を企画した「かわかみ源流ツーリズム」は、村を訪れる人を増やそうと様々なイベントを2年前から行っています。村民をガイドに起用しているのが特徴で、今回の山菜採りなど人気の体験は、募集開始後すぐに定員に達することもあるといいます。こうした体験ツアーを続け最終的に移住や定住につなげたい考えです。

かわかみ源流ツーリズム 佐藤充 事務局長

「豊かな自然であるとか、それから村民1人1人の個性、魅力といったところが大きな武器になると思っているので、移住を考えるときに行ったことがない場所に移住しないと思うんですよね。まず川上村にいってみる、ここのきっかけづくりというのが今の我々の役割」

今回の参加者もほとんどがリピーターです。山菜採りのあとは天ぷらにして普段あまり食べることのない採れたての山菜を味わいました。

参加者

「おいしい、ちょっとだけ苦いけど。」

「自然の場所で食べるのが何より幸せな感じだなと思います。次回参加させてもらうことがあれば是非という感じで」

塩谷加壽子さん

「美味しい美味しいって食べてくださったらやっぱり嬉しいし、またその中で自然を大事にする気持ちが受け継がれていって、ここへ来てくれることがあったらまた私もパワーをいただきますしね。それがやっぱり私の楽しみですね。何よりも食べて美味しいよかったと思ってもらうのがもう一番の自分の幸せです。」

豊かな自然、歴史、魅力的な人々。村にある資源をフル活用しここでしかできない体験でひとりでも多くのファンをつかんでいく。

今後は星空観察や茶摘みなども予定されています。

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