「よく考えたらだめなことだった。今は反省している」安芸漁協着服問題 男性理事は『脱退』を申し出るも『除名』へ(高知)

安芸漁業協同組合の副組合長を務める男性理事が、組合の収益となるはずの市の委託金を着服していたとみられる問題で、14日、臨時総会が開かれ、男性理事は脱退する意向を示したものの組合側は「除名」とする意向を固めました。

この問題は、男性理事が副組合長に就任した2013年以降の10年間でおよそ318万円を着服していたとみられ、漁協職員から相談を受けた警察が捜査しているものです。

14日に開かれた臨時総会には男性理事自らが出席し、組合員に対して経緯を説明しました。男性理事は、「軽い気持ちで受け取っていたがよく考えたらだめなことだった。今は反省している」と説明したうえで、自ら組合を脱退することを申し出ました。しかし組合員からは、除名を求める声がほとんどだったことから、組合は男性理事を除名する意向を固め、次の総会で、組合員に賛否を聞いたうえで処分を決定することにしました。

(職員)
「僕自身もすごく憤りを感じていて、実際に(組合員の声を)聞くことによって、妥当なしかるべき判断が下されたのかなと思う。指示したのを職員が勝手にしたように言っているのを見ると、反省はしてないのかなと思う」

(職員)
「職員も含め組合員が悪いことをしないようにしていきたい。健全な組合であるようにと思う」

次回の臨時総会は、4月21日に行われます。

© 株式会社テレビ高知