「役目が終わった」JR広島駅の地下自由通路 廃止へ 人の流れは2階の自由通路に

JR広島駅の南口と北口を地下でつないでいた自由通路が廃止されることになりました。

広島駅地下自由通路は、広島市が管理していて、新しい駅ビルの建て替え工事に伴い、4年前からすでに通行止めとなっていました。

地下自由通路は、半世紀前に開通し、改札を通らずに南北を行き来できる約160メートルの通路です。

しかし通路は老朽化し、コンクリートの壁が劣化したり、漏水したりする状態でした。

また7年前には、広島駅の2階に南北を通り抜けできる自由通路が完成し、1日1万5000人を超えていた地下通路を通る人が、2000人あまりまで減ったことから、広島市は「地下通路の役目が終わった」として廃止を決めました。

市は今年度中に北口にある階段やスロープを撤去して、通路部分についてはコンクリートでふさぐ工事を行うということです。

JR広島駅では、来年春には南口に新しい駅ビルが完成する予定です。

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