奈良市新クリーンセンター計画 仲川市長「全市民が当事者 意見を」

奈良市の新しいクリーンセンターの整備計画をめぐり、市が募っているパブリックコメントで、仲川市長は15日、すべての市民が当事者であり、広く意見を求めたいと述べました。

奈良市では、老朽化が進むクリーンセンターの移転整備で、七条地区を候補地とした基本計画案の概要を2024年2月に示しました。しかし、3月の市議会本会議では「地元住民による受け入れ反対の請願書が審議中」などとして、調査などの費用を削除した新年度予算の修正案が可決されました。その後、市は施設整備の基本計画案を公表し、市民からの意見=パブリックコメントを募集しています。

仲川市長は15日の会見で、パブリックコメントの実施は議会にも説明しており、対立を意味するものではないとしたうえで、次のように述べました。

仲川市長

「ゴミの問題は、私も含めて35万人(の市民)全員が当事者です。今、奈良市が考えている計画はどんなものなのかを、みんなで当事者意識を持って議論を深めて欲しい。」

パブリックコメントの募集は5月31日まで行われています。

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