王毅氏がブリンケン長官と電話協議 外務省確認

 12日の環球網〈環球時報電子版〉によると、王毅外相が求めに応じてブリンケン米国務長官と電話協議を行ったことを中国外務省が確認した。

 毛寧・外務省報道官は12日の定例記者会見で、米国務省のミラー報道官が11日、ブリンケン国務長官が王毅主任および他の国の高官と電話協議を行い、イランが自制を保つよう促すことを関係諸国に要請しとの報道について確認を求められ、また中国はイランに圧力をかける措置を取るかとの質問に次のように答えた。

 4月11日夜、王毅・共産党中央政治局委員・外相が求めに応じてブリンケン米国務長官と電話協議を行い、ブリンケン長官は目下の中東情勢についての見解を伝えた。王氏は、中国は駐シリア・イラン大使館への攻撃を強く非難し、外交機関の安全を侵害することは許されないとし、イランとシリアの主権は尊重されなければならないと強調した。
 この情勢エスカレートはガザの衝突が外部に影響した最新の表れだ。当面の急務はガザの衝突を早急に静めることだ。中国は衝突の各当事者が国連安保理決議第2728号を確実に実行し、直ちに停戦・戦闘中止し、人道危機を阻止するよう呼びかける。中国は引き続き、事の是非から出発し、中東問題解決のために建設的な役割を果たし、情勢の鎮静化に寄与していく。米国はとりわけ建設的な役割を果たすべきだ。〔東京4月12日発中国通信〕

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