世界遺産登録25周年を記念し秘仏の「五大明王像」初公開 日光山輪王寺

とちぎテレビ

日光市にある日光山輪王寺では「日光の社寺」が世界遺産に登録されてから25周年を迎えるのを記念して、普段は参拝することのできない仏像を公開しています。

怒りで髪が天を衝くほど逆立っている怒髪天を衝く形相で並ぶ5体の明王像。日光山輪王寺の三仏堂の中で4月8日から公開されている「五大明王像」です。

江戸時代に作られ、普段参拝することのできない秘仏として伝えられてきましたが「日光の社寺」が世界遺産に登録されてから25周年を迎えるのを記念して、初めて一般に公開されました。

「不動明王」が台座の中央に鎮座し、向かって右手前から時計回りに「降三世明王」、「軍荼利明王」、「大威徳明王」、「金剛夜叉明王」が周りを囲みます。

明王は、悟りを開いた如来の化身で、徳の力で世の中に平和をもたらすとされています。激しい怒りの形相と手に持っている武器などは「一人残らず救う」という強い気迫などを表しているということです。

「五大明王像」は、来年(2025年)3月31日まで日光山輪王寺の三仏堂で公開されています。

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