「監督が書き込んだ名前は悉く失敗…」ドジャース打線の弱点を米メディアがズバリ指摘! 層は厚いと思われたがフタを開けてみれば…

ロサンゼルス・ドジャースは、現地時間4月14日、ドジャースタジアムでサンディエゴ・パドレスと対戦し、3対6で敗れ、本拠地での3連戦は1勝2敗で負け越しとなった。大谷翔平はこの日、4打数1安打をマークするも得点には関与できなかった。

序盤は両チームの先発、ドジャースのジェームズ・パクストンとパドレスのダルビッシュ有の投げ合いとなり3回までゼロが並んだ。その後、ドジャースは一時、3対1とリードを奪うも、中盤以降で失点を重ねた。連勝を狙ったこの日のゲームだったが、自慢の打線も3得点にとどまっている。

ナ・リーグ西地区で首位を走り、開幕からチーム力の高さをみせているものの、ここ10試合は5勝5敗と、もう一つ波に乗り切れていないドジャース。ラインナップの豪華な顔ぶれから、実力通りの戦いぶりをみせる試合もある一方で、徐々に浮かび上がってきた問題点への指摘も目立ってきている。

米メディア『ClutchPoints』では、現地時間4月14日、ドジャースの2024年シーズン、開幕からここまでの「3つの衝撃的サプライズ」を紹介する特集記事を配信した。

同記事では、ムーキー・ベッツ、大谷、フレディ・フリーマン、ウィル・スミスが「ビッグ4」としての破壊力をみせていること、さらに、新戦力として加わったベテランのジェームズ・パクストンが期待以上のピッチングをみせていることなどをポジティブな要因を挙げた。

そして、もう一つの「サプライズ」としては、下位打線がここまで不本意な成績に終わっている点を指摘している。同メディアは開幕前の時点では1番から9番まで、層が厚いとみられていたとしながらも、「今シーズンの1/10を終えて、デーブ・ロバーツ監督がラインナップカードの下3分の1に書き込んだ名前は、悉く失敗しているようだ」と評価。

さらに、スタメンに名を連ねるも、低打率に沈んでいるギャビン・ラッグス、クリス・テイラー、キケ・ヘルナンデスのパフォーマンスに触れながら、「不確実ではあるが、レギュラーシーズンでもポストシーズンでも、LAがサポートキャストにもっと多くを必要とする夜があるだろう」と論じている。

また、同メディアは下位打線についてはレギュラー陣の入れ替えや、トレードでの補強の必要性にも言及。打線の主軸は前評判以上のポテンシャルをみせつけているものの、弱点も露呈しているドジャース。やはり、不安要素はゼロではないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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