豊太閤花見行列 「醍醐の花見」を優雅に再現 京都市伏見区醍醐寺

豊臣秀吉の「醍醐の花見」を再現する「豊太閤花見行列」が14日、京都市伏見区の醍醐寺で行われ、境内で華やかな歴史絵巻がくり広げられました。この花見行列は、豊臣秀吉が安土桃山時代の慶長3年=1598年の春、正室の北政所や側室の淀君、それに息子の秀頼や大勢の家臣らを伴って、桜の名所として知られていた醍醐で盛大な花見を行ったことにちなむ醍醐寺の年中行事です。当時の様子を再現した行列には時代装束を身にまとったおよそ100人が参加し、多くの参拝者が見守るなか、優雅にゆっくりと練り歩きました。輿に乗った太閤秀吉の役は佐川印刷会長の木下宗昭さん(80歳)が務めました。この日の京都市内は午後3時前に27.4℃を観測し、ことしの最高気温を更新しました。参拝者らは強い日差しのなかに時折サクラの花が舞う葉桜のもとでくり広げられる歴史絵巻に見入っていました。

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