音喜多駿氏が日本保守党に謝罪 維新が衆院東京15区補選前に事務所前〝カチコミ〟していた

日本維新の会の音喜多駿議員

日本維新の会の音喜多駿参院議員が15日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、衆院東京15区補選(16日告示、28日投開票)を前にした政治活動で、維新と作家の百田尚樹氏率いる日本保守党がトラブルになったことで謝罪した。

同補選に維新は金沢結衣氏、保守党は飯山陽氏が出馬を表明。計9人による選挙戦が予想されている。江東区内は連日、各陣営が街頭演説やビラ配り、遊説などを行っている中、音喜多氏は「維新の一部のメンバーと保守党の皆さまが少しトラブルになった」と説明した。

金沢氏は13日に門前仲町の道路上で車を止め、街頭演説を行ったが、飯山氏の事務所前だったというのだ。〝宣戦布告〟や〝カチコミ〟と勘違いされてもおかしくない状況だ。

音喜多氏は「相手の事務所の前で街頭演説活動をやっちゃいけないルールはないが、やらないのは常識。そこでやるんだという指示が現場の議員に飛んでいて、やってしまった。全面的に維新の落ち度で、撤収すべきところをある程度の時間、(演説を)やってしまった。柳ヶ瀬裕文・東京維新の代表から百田尚樹代表にも謝罪のお電話をした。私からも反省の弁を述べさせていただきたい」と頭を下げた。

既に金沢氏もSNSに謝罪を投稿し、保守党の事務所にもおわびで訪れたという。維新側の謝罪に対し、保守党の有本香事務総長は「フェアプレーでやりましょう」と応じたという。音喜多氏は「選挙中、いろんなトラブルがあるが節度を守ってやりたい」と自戒を込め、補選に臨むとした。

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