商店街を盛り上げて恩返しを 鳴門市の地域おこし協力隊の女性らが新しい店をオープン【徳島】

徳島県の鳴門市の地域おこし協力隊の女性らが商店街を盛り上げようと、新しいお店を開きました。

4月11日、プレオープンの初日を取材しました。

JR鳴門駅近くの商店街、ここにひときわ鮮やかで目立つお店が。

ショーウインドーにはフラミンゴ。

まだ開店前ですが、行列もできています。

「お待たせしました」

笑顔の店員が出迎えます、スイーツのお店のようです。

一番乗りのお客さん、さっそく味見です。

(一番乗りしたお客さん)

「うんうん、おいしいおいしい」

こちらは、スイーツのテイクアウト専門店「mam(マム)」。

経営しているのは、鳴門市地域おこし協力隊の高橋真冬さんです。

高橋さんは4年前に東京から移住してきました。

鳴門の海に魅了され、「釣り」を観光資源にしようと、これまでに釣った魚をさばく料理教室などを開いてきました。

今回はもう一人の地域おこし協力隊メンバー・和田一詩さんの力を借り、プレオープンに漕ぎつけました。

(鳴門市地域おこし協力隊 高橋真冬さん(29))

「この大好きな商店街でお世話になった商店街の皆さん、地域の方々に恩返しになるような店になればいいなと思って」

店は初日から大忙し。

(鳴門市地域おこし協力隊 高橋真冬さん(29))

「本当に、嬉しい悲鳴といいますか」

(お客さん)

「おいしい」

「クリームがふわふわとしていて、スポンジがふわふわでとてもおいしい」

フルーツを飴でコーティングした韓国スイーツ「タンフル」や、クリームたっぷりのカップシフォン、鳴門金時などを使ったマフィンなど、かわいいメニューが盛りだくさん。

外観の可愛さ相まって、女性を中心に大人気です。

(鳴門市地域おこし協力隊 高橋真冬さん(29))

「賑わえるような商店街になってほしいなという思いを込めて、ピンクにしました」

商店街の人たちも期待を寄せています。

(商店街の店の人)

「この間からペンキ塗ったりして、かわいいお店ができてますね。今は老人の方しか見かけなくなったので、若い方にどんどん来て欲しい」

「今まで老舗ばっかりだったので、明るい若い人向けの店ができて、活気ができていいと思います」

初日のこの日は、翌日用に仕込んでいた材料もなくなるほどの大盛況でした。

お店は協力隊の任期終了となる2025年3月までですが、高橋さんはそのあとも鳴門で活動を続けていこうとしています。

(鳴門市地域おこし協力隊 高橋真冬さん(29))

「これからも大好きな鳴門で活動していくために、もっともっと面白いものを持って来たり、発信したりできたらいいなと思います」

今後も鳴門市を盛り上げようと活動する、高橋さんらの挑戦に期待です。

『お菓子とルイボスティーのお店 mam(マム)』

営業時間・(水木金)午後4時から午後7時まで (土日祝)正午から午後5時まで

※(月火)休

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