曙さん告別式 ゼウスが〝規格外〟の酒豪ぶりを回顧「朝までにシャンパン30本を空けていた」

曙さんの告別式で、手を合わせるゼウス

大相撲の元横綱で、プロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)の告別式が15日、都内で営まれた。大阪プロレスの選手兼社長のゼウス(42)が参列し、曙さんの規格外の〝酒豪〟エピソードを明かした。

前日14日に大阪で行われた同団体の25周年記念興行に出場。始発電車に乗って、午前10時30分から始まった告別式に間に合わせた。「(亡くなったのを)聞いた瞬間、めちゃくちゃショックだった。大阪プロレスで2007年ぐらいに初めて試合をして、その次のハッスルでも一緒だった。ゼロワンでもまた試合をして、全日本(プロレス)の時はタイトルマッチもした。遊びにも一緒に行って、僕の友人までかわいがってくれた。めちゃくちゃお世話になった」。

さらには「めちゃくちゃ有名人で、めっちゃ強いのに、めちゃくちゃフレンドリーで優しい。人によって態度を変えないし、僕に対しても、誰に対しても一緒。そういうところがすごく好きでしたね」と天を仰いだ。

身長203センチで、体重は200キロオーバー。体格だけではなく、飲酒量も規格外だったようだ。ゼウスは「あんなにお酒が強い人間は見たことない(笑い)。僕と友達と一緒にクラブに行った時に、朝までにシャンパン30本を空けていた。横綱とサシで飲もうとする酒豪自慢の方がいたけど、30分ぐらいで負けていた。(曙さんは)ピッチャーの中にお酒を丸々1本注いで、一気飲みをして、それを2回ぐらい続けていた。一緒にいた人が、手をついて『参りました』と言っていた」と元横綱の〝超人〟ぶりを振り返っていた。

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