マカオの公共路線バスがアリペイと銀聯アプリによる運賃支払いに対応

マカオの公共路線バスの料金箱とICカード及びQRコード読取機(資料)=2019年10月本紙撮影

 マカオ政府交通事務局は4月15日、電子決済の普及と使用が進む状況を鑑み、マカオ金融管理局及び公共路線バス会社、決済機構との調整を図った結果、(2024年)4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の銀聯カードと紐付けした銀聯アプリの乗車QRコードを使ったマカオの公共路線バスの運賃支払いに対応すると発表。

 なお、新たに対応する上記を使った支払いの場合、運賃は1乗車あたり6パタカとなり、従来の澳門通(マカオパス)カード及びMpay、マカオのシンプルペイ、マカオの銀行と紐付けした銀連アプリの乗車QRコードで適用される割引運賃及び乗り継ぎ割引の対象にはならないとしており、注意が必要だ。

 同局によれば、現在マカオの公共路線バスにおける電子決済の占める割合はおよそ93%となっており、今回の支払い方法の追加による成果に注目するとともに、今後も市民及び旅客の利便性向上のため、他の支払い方式への対応を検討していくとのこと。

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