メジャーリーグのジャイアンツから自由契約となった筒香嘉智外野手（３２）が、ＤｅＮＡに復帰することを決断したことが１５日までに分かった。
ハマの主砲が５年ぶりに帰ってくる。筒香は２０１９年オフにポスティングシステムを使ってメジャー移籍。レイズに入団したがドジャースやパイレーツ、独立リーグを渡り歩き、昨年８月にジャイアンツとマイナー契約を結んだ。しかし、今年３月に自由契約となり、ＤｅＮＡ以外にも巨人などが獲得交渉を行っていた。
ＤｅＮＡでは筒香の移籍後も本人がつけてきた「背番号２５」を空き番にしたまま、日本球界復帰を決断した際に〝主〟が再び袖を通せるように待ち続けていた格好だ。
また、図らずも〝ポジション問題〟も解消に向かっていた。左翼には佐野、三塁には宮崎、一塁にはオースティンがおり、筒香が加入しても「どこを守るのか」と起用法を見いだせない見方もあった。だが、オースティンが右太もも裏の肉離れで戦線離脱。チームとしてリタイアは喜ばしくないが、懸案の１つがなくなった格好でもある。
１５日時点でチームは７勝７敗でリーグ３位。Ｖ奪回へ追い風を吹かせるピースとなれるのか注目される。
