ハラスメント防止条例制定に意欲 後藤友紀新町長が初登庁 岐阜県岐南町

初登庁し花束を受け取る後藤友紀新岐南町長=15日午前、岐南町役場

  14日に投開票された羽島郡岐南町の町長選挙で初当選した後藤友紀さんが15日初登庁し、ハラスメント防止条例の制定に意欲を示しました。

  岐南町では、複数のセクハラ行為が認定された前の町長の辞職に伴い町長選挙が行われ、元町議会議員で無所属新人の後藤さんが、男性中心の政治からの脱却と町政の信頼回復を訴えて支持を集め、4600票余りを獲得して同じ無所属新人の候補を下して初当選を果たしました。

  当選から一夜明けた15日、職員に拍手で出迎えられて初登庁した後藤さんは、就任式で職員に次のように呼び掛けました。

※岐南町 後藤友紀新町長
  「町民の皆さんのために岐南町役場の皆さんがおられます。岐南町と岐南町民のために、一生懸命働いてまいりますので、皆さまも一緒に町民の方々のために、いい町を作っていきましょう」

  また報道陣の取材に対して、ハラスメント防止条例の制定に意欲を示しました。

※岐南町 後藤友紀新町長
「まずは町として条例を制定していって、人権の研修を含めて、職員と一緒に対話も含めながら、コミュニケーションを取りながら、2度と繰り返さないように、しっかりと努めたいと思っています」

  この後、役場で当選証書を受け取ったあと、町長室のいすに座りました。

  女性町長の誕生は岐南町では初で、県内では1990年まで11期にわたり旧穂積村・穂積町で村長・町長を務めた松野友さん以来34年ぶり3人目です。

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