「新リーダー誕生」に市民の期待は?島の活性化策に注目! 壱岐市長選 篠原 一生氏初当選《長崎》

任期満了に伴う壱岐市長選挙は、14日、投開票が行われ、新人で元市職員の篠原 一生氏が初当選を果たしました。

過去最多の候補者4人による激戦を経て、16年ぶりとなる新たなリーダーの誕生です。

し烈な選挙戦を制したのは新人で、元市職員の篠原 一生氏 46歳です。

市商工会の推薦を受け、次点に約1000票差をつけて初当選しました。

(篠原 一生氏)

「これは壱岐新時代の第一歩。壱岐に生まれてよかった、ずっと住み続けたい、そんなまちづくりを皆様と一緒に進めていく」

4期16年務めた白川 博一市長の退任に伴い、市政の新たなかじ取り役を決める今回の選挙。

過去最多の新人4人が立候補し、有権者の関心は島の活性化策に集まりました。

(20代)

「いろいろな新しい発展があったらいい」

(80代)

「商店街がゴーストタウンみたいになった。1次産業の不振もあるだろうが、商店街の復活を第一に考えてほしい」

(60代)

「若い子たちが出ていくのが多いので、できれば地元に残ってもらえるような政策を(進めてほしい)」

新たなリーダーに選ばれた篠原氏。

農業や水産業の振興、医療人材の育成などを通じた「島の活性化の実現」に向け、抱負を語りました。

(篠原 一生氏)

「(人口が)日本全体減っているが、やはり諦めない。まだまだ工夫すれば、皆で一緒に取り組めば変えることができる。逆に離島だからこそ、一致団結して新しい形の自治体、地域をつくることができる」

投票率は72.64%で、過去最低だった前回を5.57ポイント上回りました。

© 株式会社長崎国際テレビ