大阪・八尾の商業施設「リノアス」、21店をリニューアル 4月26日に「バロー」登場

不動産マネジメントのザイマックス関西は、大阪府八尾市の商業施設「LINOAS(リノアス)」(八尾市光町)を4年ぶりにリニューアルする。4月26日にスーパーの「バロー」が開店するほか、新規出店、移転など計21店が順次オープンする。

リニューアルの目玉は、地下1階フロア。大阪府内5店目となるバローのほか、地域の魅力的な名産品を扱う「わくわく広場」、地元大阪のフルタ製菓が出店するアンテナショップ「ふるたす」、輸入食品の「ボン商会」が新登場する。フードホールも80席に増席するとともに、食事の合間に小さな子どもと遊べる場所を設けるなど、家族でゆっくり過ごせるようにリニューアルする。

その他の新規出店店舗はコスメセレクトショップの「ココロプラス」、ライフスタイル雑貨の「リーフ」、レディースファッションの「アンフィ―ロ」、「グローブ」、アクセサリーの「ルイナス」など。

移転リニューアル店舗は、グロサリーの「久世福商店」、スマートフォン修理の「スマホ修理工房」、ソックスの「靴下屋」、リラクゼーションサロンの「ティヨール」、靴の「パレード」など。

リノアスは鉄骨鉄筋コンクリート地下1階、地上8階建てで、売り場面積約4万平方メートル。1981年に開業した西武八尾店が前身で、2017年2月の西武百貨店撤退に伴ってリニューアルされ、2017年9月にリノアスとしてオープンした。施設は地元の八尾ビルディングと八尾都市開発が所有し、ザイマックス関西が運営している。

八尾市がある大阪府南部は、北部の大阪市や北摂地方へ人口流出が続き、八尾市も1990年をピークに緩やかな人口減少に入っている。リノアスは近鉄八尾駅前にある商業施設で、いわば街の顔ともいえる存在だけに、周辺の商業者らからリニューアルによる駅前活性化を期待する声が出ている。

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