【最新】車の"死角"3歳女児はねられ死亡…ワンボックスカー運転席から見えない範囲広く「常に危険を意識し運転すること重要」

北海道岩見沢市で4月13日、3歳の女の子が車にはねられ死亡した事故。女の子は停車した車の死角にいたところ、はねられたとみられています。悲しい事故を繰り返さないため、注意しなくてはいけないポイントとは。「事故当時、現場はまだ陽が明るかったということです」(鎌田祐輔記者)4月13日夕方、岩見沢市志文町で3歳の久保明莉ちゃんがワンボックスカーにはねられて、死亡した事故。

事故があった現場

運転手の会社員、相笠拓斗容疑者が過失運転致死の現行犯で逮捕されています。「(このあたりは)小学生も3、4人しかいない。車は飛ばす場所ではないし、何でこんなところで、という感じ」(付近の住民)その後の調べで、相笠容疑者は当時、同乗者を降ろすためわずかな時間停車し、前進させたところ車の目の前にいた明莉ちゃんをはねていたことが分かりました。明莉ちゃんは運転席からは死角になっていた可能性があります。警察は相笠容疑者の前方不注意などが原因とみて調べを進めています。今回のような事故を防ぐため、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。

運転席から先端の一部しか確認できない

「車体から2メートルのところに置かれたコーンは、運転席から先端の一部しか確認できません」(鎌田記者)車高が高い、ワンボックスカー。運転席からは2メートルほど離れた場所に置いたコーン標識すべてが見えるわけではなく、先端がわずかに見える程度です。

ミラーを使うと存在を確認できる

さらに近くに置いてみると…「コーンは運転席から見えませんが、こちらのミラーを使うとその存在を確認することができます」(鎌田記者)車体のすぐ近くにある標識は、運転席からはまったく確認できません。かろうじて前方のミラーに小さく映る程度です。

ワンボックスカーの死角は大きい

ワンボックスカーの死角はかなり大きいことがわかります。JAF=日本自動車連盟は「ドライバーは死角に潜む危険を常に意識し、予想しながら運転することが重要。車に乗り込む前に周囲に危険がないか確認することが事故防止につながる」と呼びかけています。

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