風香が激白 アクトレスガールズ6人退団→マリーゴールド登場の経緯「引き抜きじゃない」

風香

引き抜きじゃない。スポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」のアドバイザーを退任した風香が、女子プロレス新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」に選手を引き連れた経緯を明かした。

元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏が旗揚げしたマリーゴールドの会見が15日に都内で行われ、最大のサプライズとなったのが、風香をはじめとする元アクトレスガールズ勢の登場だ。

集合写真の撮影中、風香に連れられた青野未来、澄川菜摘、松井理紗、後藤智香、皇希、CHIAKIが電撃登場。青野が代表して「私たちはプロレスがしたくて、ここに来ました」と表明した。

会見開始30分前にアクトレスガールズは団体公式SNSで、風香が6選手と自身の退団を12日に突然告げ、14日の新木場公演を最後に以降の公演には出演できない旨を伝えてきたと発表。「補償問題も含めて関係者らと協議していきます」としたため、騒動になっていた。

取材に応じた風香は「昨年末くらいから、選手から『しんどい』という話を聞いていた。アクトレスガールズでプロレスは盛り上がってきているけど、この子たちが目指すのはお芝居の環境。坂口(敬二)代表が自前のお芝居は許可してくれるけど、外に出ることをなかなか許可してくれなくて。プロレス団体じゃなくなって、プロレスラーと名乗っていないのに、やっているのはプロレスしかなかった。そういう中で選手に迷いが出てしまった」と説明した。

その最中に小川氏が新団体を旗揚げするといううわさを耳にしたという。風香自身も3月に団体内でちょっとしたトラブルがあり「ここで私はできることがない」と感じていた。選手からも「もうできません」という相談をされ「みんないなくなるなら、最後に挑戦して終わろう」という結論に至ったという。

「引き抜いたとかはない。退団とか引退を考えていた子に『最後に頑張ろう』と声をかけた感じですね」と風香は強調する。

12日には風香が坂口代表と話し合いを持った。風香としては退団ではなく、マリーゴールドとの2団体所属を提案するつもりだったという。「アクトレスは人数が多くて試合が組まれない子がたくさんいる。この子たちがこっち(マリーゴールド)に出て、枠ができた分を新人の子たちにチャンスをあげようと。小川さんのところで知名度が上がった選手が戻れば、みんなでいい関係だなと提案したかったのですが…」。

だが、その話になる前に「今の体制では続けるのが難しいから解散」と告げられた。何度も「解散ですか?」と確認したところ「14日(の新木場)で解散」と言われたため、小川氏のもとに行くことを決めたという。

風香は「手前みそかもしれないけど、プロレス界の人が見たらビックリするような逸材が来てくれたと思う。小川さんのところで活躍して、いつかアクトレスガールズに恩返しできたらいいなと思います」と6選手に期待をかけた。

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