「みんなが思っているより理解している」“一平ショック”で注目される大谷の英語力にファン感嘆

4月15日、ニューバランスのスパイクで試合に臨んだ大谷翔平(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

水原一平容疑者の問題をめぐり、米国では、大谷翔平の英語力についても注目されている。

4月13日(日本時間・以下同)、YouTube番組『The Rich Eisen Show』で、司会のリッチ・アイゼン氏が大谷選手について「彼はどれくらい英語を理解しているのかな?」と切り出した。

供述書の説明では、韓国で水原容疑者が、チームの前で英語で話しをしたときに、大谷もその部屋におり、そのときの様子についても言及されていた。このとき、水原容疑者の語った内容は、日本語には通訳されていなかったわけだ。

それに対し、番組に出演した米スポーツメディア「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は「大谷は、まわりのみんなが思っているより、英語を理解している。長い会話についていけるほどというわけではない、と言っておくのが妥当でしょう。成長はしている」と分析していた。

そんななか、ドジャース大谷翔平が4月15日のパドレス戦に「2番・DH」で先発出場。結果は4打数1安打だったが、試合前のインタビューで、大谷の英語力が垣間見える一幕があった。

ESPNが、試合前に選手のギアを紹介するコーナーを放送。解説者から「スパイクシューズについて語ってくれ」と催促された大谷は、英語で説明をスタート。まず、白地に、自身と提携しているブランド『ニューバランス』のロゴ『N』が青色でサイドに入っているのを見せ、「Like white and Dodger blue(白とドジャーブルーという感じで)」、そして裏面を見せながら「And my sole is so flat, you know, I like my sole flat, which is more comfortable(そして、僕の靴底はすごくフラットなんだ。えーと、そのほうが快適だから、お気に入りで)」と表現した。

さらに、シューズかかとに、自身のイラストとニューバランスのロゴがあしらわれているのを見せて「My logo and New Balance logo(自分のロゴとニューバランスのロゴ)」と、笑顔で話した。

この様子を見た視聴者から、SNSには

《翔平が自分のシューズを英語で説明!!》

《しっかりと解りやすくシューズの特徴と感想を話してくれてますね。こんなスーパースターなのに飾らない大谷翔平。最後の照れ隠しも「かわいい」ですね!》

など、感心する声が寄せられた。

「いままでは、フィールド内外でつねに通訳と行動を一緒にしていたため、大谷選手本人が公の場で英語を使う機会は少なく、目にする機会もほとんどありませんでした。

解雇された水原容疑者に代わり、いまは球団のデータ担当でもあるウィル・アイアトン氏が通訳を務めていますが、彼も忙しいので大谷選手一人につきっきりになっていられないのでしょう。ベンチでも、大谷選手がほかの選手とコミュニケーションをとっている姿が見られます」(スポ―ツ担当記者)

13日にはメジャー通算、日本人最多記録タイの175本めのホームランを放った大谷。英語力を磨けば、さらなる成績も期待できるのか……。

© 株式会社光文社