松山市の推計人口が初の50万人割れ 05年の合併から2.2%減

 愛媛県松山市が毎月算出している市の推計人口が、4月1日現在で49万9326人となり、2005年1月の旧北条市、旧中島町との合併後初めて50万人を割り込んだことが15日分かった。合併直後05年4月の51万645人から19年間で2.2%減少した。旧市町別では中島地域の減少率が際だって大きい。

 推計人口は、5年ごとの国勢調査(直近は20年)に出生数や転出者数などの増減を加味して算出し、居住者数の実態に近いとされる。4月1日現在、男性は23万4388人(05年4月比2.3%減)、女性は26万4938人(2.2%減)。市は減少の理由として、出生率の低下や転出超過の拡大などを挙げた。

 一方、世帯数は24万4104世帯(13.4%増)と増加しており、核家族化の進行などが背景にあるとみられる。

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