水原容疑者、大谷から感謝された翌日に612万円を不正送金 MVP凱旋会見の裏で胴元とやりとり

水原一平容疑者【写真:Getty Images】

訴状で水原容疑者の生々しいやりとりも判明

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手の通訳を長年務めた水原一平容疑者は、銀行詐欺罪で訴追された。大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正送金したとされている。司法当局が公開している訴状では、胴元とのやり取りも生々しく公開されている。大谷から感謝の言葉を告げられた翌日にも、不正送金は行われていた。

訴状によると、水原容疑者は2021年9月から賭博を始め、2年余りの間に総額4067万8436ドル(約62億3320万円)の損失を出した。大谷の口座からは1600万ドル以上の大金を不正送金。水原容疑者が銀行側との通話で、自身が大谷であると偽って名乗るなどして送金を可能にしたとされている。

2021年11月15日(日本時間16日)、水原容疑者は大谷の口座から4万10ドル(約612万円)を胴元に不正送金している。同年打っては46本塁打、投げては9勝をマークした大谷は、この前日に都内の日本記者クラブで凱旋会見。「お世話になったのは一平さんじゃないかなと思いますね。常に一緒に仕事もしていますし」などと感謝を口にしていた。

ドジャースの開幕戦直後、ギャンブル依存症であるとミーティングで告白している水原容疑者。弁護士のマイケル・フリードマン氏の声明では「彼は法的手続きに引き続き協力し、責任を取るために政府と合意に達して出来るだけ早く本件が解決することを望んでいる」「彼はオオタニ、ドジャース、MLB、そして家族に謝罪したいと願っている。法廷内で語った通り、彼はギャンブル依存症の治療を受けることを望んでいる」などとされていた。

THE ANSWER編集部

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