海外レビューひとまとめ番外編「フォールアウト」実写ドラマ版―最も興味深い人間ドラマが“Vault Dweller”たちの物語だと理解していた

実写ドラマ版「フォールアウト」

・The Guardian: 100/100

二刀流“悪鬼武士”を描くソウルライクACT『The Devil Within: Satgat』はスタイリッシュなだけじゃない!シビアなリソース管理と奥深い戦術がアツい【プレイレポ】

・IGN: 90/100

・Paste Magazine: 81/100

テレビシリーズ「フォールアウト」はゲームシリーズの雰囲気を見事に模倣し、根底にあるアイデアを深く理解することで、ゲームを真似るだけでなく自信満々にわかりやすく掘り下げている。

・The Telegraph: 80/100

最高の銃撃戦という目が眩むような真の快楽主義をこれほど上手く伝えるTVゲームのドラマ化は他に考えにくい。

訳注:銃撃戦の原語である“shoot ‘em up”には「射撃と暴力が特色の映画」という意味があり、ゲーム業界では「シューティングゲーム」を意味する。

・New York Magazine (Vulture): 80/100

物語が決して完結することのなかった「ウエストワールド」のような思考を刺激するフューチャー・ノワールを待ち望んでいたなら、きっと「フォールアウト」がその欲求を満たしてくれるだろう。原作にかかわらず、これは基本的に「ウエストワールド2.0」だ。

訳注:「ウエストワールド(Westworld)」は2016年から2022年まで放送されたアメリカのSFテレビドラマシリーズ。シーズン4で打ち切られた。

・The Atlantic: 80/100

ゲームをプレイしたことがなくても、冷戦時代を生き抜いていなくても、「フォールアウト」をテレビ体験として味わうことはできる。最後のシーンでシーズン2と思しき場所が予告されたとき、私の中のゲーマーは喝采した。私には彼らがどこに行くのか正確にわかる。同じく、私の中のテレビ視聴者も歓喜した。もう1シーズンだって?オーケーだ!

・Washington Post: 80/100

本作は賢明にも、この世界で最も特徴的で興味深い人間ドラマが“Vault Dweller”たちの物語であることを理解していた。『Fallout』では各Vaultにそれぞれの目的がある。

・USA Today: 75/100

『Fallout』の世界を舞台にしただけの新しい物語を選んだこのシリーズは、アドベンチャーとパズルボックス・ミステリーを融合し、RPGの熱烈なファンを満足させるのに十分すぎるほどのアクションシーンを加えたものだ。本作は楽しい。たまに複雑すぎる程度だ。

・TV Guide: 74/100

・The Independent: 60/100

・CNN: 55/100

シーズン1が終了して次に来るものへの期待感よりも、この少々厄介な導入部分と、多岐にわたる選手名簿を取り込むためのこじつけが終わったという全体的な安堵感の方がまさっている。


Amazonプライムビデオで2024年4月11日に配信開始された実写ドラマ版「フォールアウト」のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点で73点(総レビュー数32件)でした。

総じて、ゲームの実写ドラマ化としては高く評価されています。一方、純粋なテレビドラマとしては評価が分かれているようです。

本作は、RPG『Fallout』シリーズを原作とした実写ドラマです。舞台は核戦争が起きてから約200年後の世界。核シェルターで暮らしていた住民たちは、ある日、放射能に汚染された地上に戻ることを余儀なくされます。本作はゲームシリーズの正史に組み込まれ、作中では“Vault Boy”の原点も語られるとのことです。

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