日本でも人気急上昇のBOYNEXTDOORが約7か月ぶりにカムバ!一糸乱れぬパフォーマンスで魅了

By TV LIFE

K-POPの第5世代ライジンググループとして圧倒的な人気を誇るBOYNEXTDOORが4月15日に2nd EP「HOW?」をリリースし、韓国でショーケースを開催した。

BOYNEXTDOORは、日本や世界でも人気を誇るBTSやTOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、LE SSERAFIMらを輩出してきたHYBEの傘下レーベルのKOZエンターテインメントから昨年の5月にデビューした6人組ボーイグループ。主要授賞式では8冠を獲得し、計13個のトロフィーを獲得するなど周囲の評価も高く、さらなる飛躍が期待されている。

BOYNEXTDOORⓒ KOZ Entertainment. All Rights Reserved.

ショーケースはまず、フォトセッションからスタート。見た目はシックでも温かい感性を持っているTAESAN、魅力的な顔立ちのSUNGHO、今年から韓国の音楽番組のMCを務める多彩なリーダーのJAEHYUN、性格と同様に穏やかな声で引き付けるLEEHAN、舞台の上ではプロフェッショナルだが普段はかわいくて愉快なRIWOO、爽やかな笑顔がセールスポイントのWOONHAKといった風に、MCがそれぞれのキャラクターを説明しながらソロ撮影が進行。そしてグループ撮影を終えた後、「HOW?」のトレーラーフィルムに続き、イベントのハイライトとなる「Earth, Wind & Fire」が初披露された。

これまでとは一味違ったティザー映像で早くも話題沸騰中のこの曲は、畳みかけるように歌うサビが最大のポイント。一度聴いたら記憶に残るほどの中毒性があり、自由奔放なBOYNEXTDOORならではの個性を感じることができる仕上がりとなっている。振り付けはさらに洗練を極めつつ、より大胆に。グループの新たな可能性を示した1曲と言えるだろう。

「Who’s There? BOYNEXTDOOR!こんにちは、BOYNEXTDOORです!」

BOYNEXTDOORⓒ KOZ Entertainment. All Rights Reserved.

「Earth, Wind & Fire」を歌い終えて元気にあいさつした6人は、そのままトークコーナーへ。この曲を収めた「HOW?」だが、SUNGHOによれば「メンバー全員が音楽的な悩みをたくさん分かち合いながら作った」作品であり、それゆえに「ぴったりの服を着てカムバックしたような気分だ」と言う。また同作は「初恋のときめきを表現した1stシングル『WHO!』、別れを歌にした1st EP『WHY..』と続いた初恋物語3部作の最後」(TAESAN)になり、「愛と別れの間にあるさまざまな感情について語ったもの」(LEEHAN)だそう。

全ての収録曲に“キッチュコア(KitschCore)”と呼ばれる独自の感性を込めた点も見逃せないポイントで、これはキッチュ(Kitsch)と、自然な趣を意味するノームコア(Normcore)を組み合わせた造語とのこと。おかげで「(グループ名の通り)“隣の少年たち”らしい親しみやすさにキッチュなエネルギーを加えて、自分たちのカラーを作ることができた」(LEEHAN)そう。

強烈な印象を残した「Earth, Wind & Fire」も、思い通りにならない恋によるもどかしさをキッチュな感性でしっかりと表現しているように思う。この曲についてRIWOOは「初めて聴いたときに『面白い!』と思いました」と笑顔で語り、JAEHYUNは「自信にあふれてカッコいいものの、不思議と恋だけはうまくいかなくてあせる人を描いた」と、制作時におけるエピソードを紹介。TAESANは「メンバーそれぞれが表現する“カッコよさ”の違いを観ていただくと、より楽しめると思います」と鑑賞ポイントを付け加えた。

この曲でさらに注目したいのは、速いBPMで歌う「セルフ・Sped Up」を取り入れたフレーズと振り付け。JAEHYUNは「音程もちゃんと合わないといけないのでピアノを弾きながら練習に励んだ」と言い、WOONHAKはダンスに関して「ディテールを正確にお見せしようと努力しましたし、全体的なまとまりも意識しました」と説明。確かに彼らの今回のパフォーマンスはカルグンム(一糸乱れぬ踊り)という点ではパーフェクトに近い。

「HOW?」は内容的に充実しているだけでなく、メンバーの成長にも良い影響を与えたらしい。特にパフォーマンスの面で大きな変化があり、RIWOOは「以前は指導する先生たちと議論しながら作っていったのが、今では僕に任せてくれるところが多い」とうれしそうに語った。

「Earth, Wind & Fire」のMVの公開後にステージで披露されたのは、「HOW?」のオープニングを飾る「OUR(オーユーアール)」。初デートの日の昼から夜までの姿を弾むサウンドで描いたヒップホップ系の楽曲で、多彩なシンギングラップが繰り広げられる。軽やかなダンスも見もの。

コンセプトフィルムの上映を終えて、ショーケースはいよいよラストへ。最後は報道陣との質疑応答の時間が設けられた。「5月でデビュー1周年を迎える感想は?」との問いに、SUNGHOは「あっという間でした。常に音楽と舞台に集中していきたいという初心は忘れずにもっと成長していきたい」と答え、今後の予定についてWOONHAKは「間もなく初めてのファンミーティングを開きます。楽しみにしていてください!」と笑顔で報告するなど、いくつかのやりとりを終えたメンバーたちは、「BOYNEXTDOORでした!ありがとうございました!」と爽やかなあいさつで締めくくり、会場を後にした。

旬の輝きを放ち続けるBOYNEXTDOORの勢いは、この先も加速する一方だろう。

(取材・文:まつもとたくお)

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