2024年オリヴィエ賞開催、『サンセット大通り』が席巻

ニコール・シャージンガー主演作『サンセット大通り』が今年のオリヴィエ賞を席巻した。その年の優れた舞台作を称えるイギリス版トニー賞とも言われるオリヴィエ賞の授賞式が14日(日)にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催、『サンセット大通り』は、ミュージカル部門でプッシーキャット・ドールズのニコールの主演女優賞、トム・フランシスの主演男優賞、ジェイミー・ロイドの監督賞ほか、照明デザイン賞、音響デザイン賞など計7部門に輝いた。

同部門では、このほか第二次世界大戦を舞台にした『オペレーション・ミンスミート』が作品賞とジャク・マローンの助演男優賞、『ザ・リトル・ビッグ・シングス』のエイミー・トリッグが助演女優賞を受賞した。

一方演劇部門では、『メディア王~華麗なる一族~』で知られるサラ・スヌークが26の役柄を演じ分けてウエスト・エンドデビューを果たした『ドリアングレイの肖像』で主演女優賞を受賞、授乳しながらセリフを覚えていたしたことを明かし「生後8か月の赤ちゃんがいるのに、どうして私は6万語の一人芝居をしているのかしら?」と思っていたことを振り返った。

このほかジェームズ・グラハムによるサッカーを題材にした『ディア・イングランド』が作品賞とウィル・クロースの助演男優賞、『ザ・モーティヴ ザ・キュー』のマーク・ゲイティスが主演男優賞したほか昨年10月に66歳で他界したヘイデン・グウィンが『ホエン・ウィンストン・ウェント・トゥ・ウォー・ウィズ・ワイヤレス』で助演女優賞を獲得した。

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