【栃木】市マスコットキャラクター「とち介」の誕生10周年を祝う「とち介のお誕生会@マルシェ」が13日、入舟町の市美術館・文学館前で開かれ、県内外から訪れた家族連れやファンらでにぎわった。
市によると、とち介は現在の市域になった2014年4月5日に市内の蔵からひょっこり現れたという蔵の妖精。市は誕生10周年を記念し初めてマルシェを開催した。
マルシェには、とち介グッズやとち介をかたどった菓子「とち介の蔵やき」、手作り雑貨などを販売する15店が並んだ。
ステージイベントでは、午前に岩下食品(沼和田町)の「岩下の新生姜(しょうが)」公式キャラクター「イワシカ」が、午後は佐野市ブランドキャラクター「さのまる」が登場。とち介と一緒にダンスを披露するなどして会場を盛り上げた。市民団体らによる太鼓やショートフラッグのパフォーマンスも行われた。
来場者は「ハッピーバースデー」を歌ってとち介をお祝い。とち介は「遊びに来てくれてありがとう。これからも僕のペースで『大きな福(大福)』を届けるね」とメッセージを送った。宇都宮市今泉3丁目、会社員杉本友理(すぎもとゆり)さん(35)は「のんびりしていて礼儀正しいところがかわいい。今後も市の魅力を発信し続けてほしい」と期待した。