さだまさしさん「日本中が祈っている」 珠洲でミニライブ 泉谷、相川、半崎さんも

トークで会場を沸かす(左から)相川さん、さださん、泉谷さん、半崎さん=珠洲市三崎町寺家の須須神社

 シンガー・ソングライターのさだまさしさんが15日、珠洲市三崎町寺家の須須(すず)神社で地震からの復興を願うミニライブを開催した。歌手の泉谷しげるさん、相川七瀬さん、半崎美子さんと共に、集まった被災者約250人に向け、歌声を響かせ、癒やしを届けた。

 さださんらは、復興を祈願して同神社に松明(たいまつ)を奉納。さださんは「案山子(かかし)」「北の国から」を熱唱、泉谷さんは「春夏秋冬」を披露し、会場は拍手に包まれた。

 参加者は津波被害を受けた同神社前の海岸へ移動し、海に向かって犠牲者に手を合わせた。さださんは「日本中が能登の復興を祈っている」とエールを送った。一行は能登、穴水町役場で義援金それぞれ300万円を贈った。中能登町も訪れた。

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