「負けとられんじゃ」 珠洲・飯田小でアート完成

写真を組み合わせて能登半島や「負けとられんじゃ」の文字を仕上げた児童と真脇さん(中央右)、吉田さん(同左)=珠洲市飯田小

 珠洲市飯田小で15日、「モザイクアート」づくりが行われ、4~6年24人が大量の写真を組み合わせ、俯瞰(ふかん)した能登半島の地図と「負けとられんじゃ」の文字を書いた縦4.5メートル、横6メートルの大型作品を仕上げた。

 地元有志グループ「能登半島地震未来を担うわたしたちへ」が3月中旬から準備を進めてきた。珠洲の写真は交流サイト(SNS)で募り、作品には1974枚が使われた。

 グループは13日から飯田小で制作を始め、15日はグループ代表の真脇魁さん(26)と吉田亮太さん(30)の手ほどきで、児童が文字の部分に用いる写真約300枚を貼った。

 作品は飯田小体育館に飾られるほか、26日からは能登空港でも展示される。

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