高岡のセリオに喫茶店復活 TASU支援で「ぽけっと」

プレオープンでにぎわう喫茶店内=高岡市の御旅屋セリオ

 高岡市の御旅屋セリオ1階に喫茶店が復活した。高岡まちなかスタートアップ支援施設(TASU)の支援で「喫茶『ぽけっと』」が14日プレオープンし、大勢のファンが香り高い、こだわりのコーヒーを満喫した。

 1階の片原町側入り口のそばで、カウンター・テーブルで24席を備える。老舗喫茶「くらうん」閉店後、1年2カ月間、空きテナントとなっていたが、TASUの支援を受けた今年度第1号案件として開業の運びとなった。

 セレモニーで角田悠紀市長は「セリオには市役所も入っており、開店をうれしく、心強く思う」と語った。セリオでは国の脱炭素先行地域選定を受けてカーボンニュートラルの「ショールーム」が設置される計画で、市としてさらなる中心部のにぎわい創出に取り組む考えも示した。橘慶一郎衆院議員、本田利麻市議会議長も駆け付けた。

 店長の狩野有里さんは「御旅屋セリオの活性化に貢献し、お客さまにはひとときの癒やしと優しい空間を提供したい」と語った。18日に本格開業し、軽食の提供も行う。

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