イランから事前通告なし、イスラエル攻撃の時期・目標巡り=米高官

[ワシントン 15日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、週末のイランによるイスラエルへの報復攻撃について、イランから米国に対し攻撃開始時期や攻撃目標など一切事前通告はなかったと述べた。

両国が先週、メッセージを交換したと明らかにしたものの、内容については踏み込まず、イランが米国に事前通告したという報道は「完全に誤り」で「根拠がない」と言明した。

米国防総省も、米国はイランによるイスラエル攻撃を事前に知らされていなかったとし、米国はイランとの衝突を望んでいないという考えを示した。

トルコ、ヨルダン、イラクの当局者は14日、イランがドローン(無人機)やミサイルの攻撃でイスラエル側に大規模な死傷者が出て対立が激化するのを避けるため、13日の攻撃の数日前に広い範囲で事前の通告を行っていたと明らかにした。

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