【西武】悪夢のソフトバンク戦3連敗も…営業面では〝山川特需〟 次のGW決戦へ高まる期待

打席の山川穂高にはブーイングも飛んだが…ソフトバンク3連戦は内野席も〝大入り〟だった

屈辱の3タテの裏で〝山川特需〟が…。西武は12日から14日に行われたソフトバンク戦(ベルーナ)で今井、隅田、高橋の先発3本柱を立てながら3連敗。6勝8敗の借金2で、リーグ5位に後退する痛恨の結果となった。

その一方、営業面からすると大盛況に終わった。発表によると金曜日の初戦は2万1691人、土曜日の第2戦は2万7609人、日曜日の第3戦は2万4483人といずれも2万人を大幅に上回る動員数を記録。くしくも、前主砲の山川穂高内野手(32)がFA移籍後初めて古巣本拠地に登場することで大きな注目を集めていた。その山川に2打席連続の満塁本塁打を浴びた2戦目は、2日の本拠地開幕戦の2万7252人を上回る今季最多動員となっている。

球団関係者は「平日(12日)は3割増しぐらいを想定していましたが、まさかの2万人超えでした。3連戦とも飲食が好調で(売り上げが)通常の倍ぐらいあったんじゃないでしょうか。もちろんチームが勝つことが一番なので、次は今回のリベンジを果たしてもらった上で、最多動員更新を期待しています」と力を込めた。

再びソフトバンクを本拠地で迎え撃つのは5月3日から5日。ゴールデンウイークは「1年で最も動員を期待できる時期」だと言う。西武の球団内には山川が昨年引き起こした不祥事、移籍を巡る経緯について今でも複雑な感情が渦巻いている。今回は屈辱的な3連敗を食らってしまったが、営業サイドはリベンジを期す〝GW興行〟で現場に3連勝を飾ってもらい、3万人超えの最多動員を期待している。

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