愛宕地区再開発(東京都港区)延べ5・4万平米、25年1月着工/都市機構、野村不

◇設計・施工は竹中工務店
都市再生機構と野村不動産は東京都港区で計画している「愛宕地区第一種市街地再開発事業」の施設を、2025年1月新築着工する。着工するのはI、II両街区のうちI街区。建物はRC造地下2階地上41階建て延べ5万4200平方メートルの規模となる。設計・施工は竹中工務店が担当。28年11月末の竣工を目指す。
事業の計画地は愛宕1(施工区域面積約0・6ヘクタール)。愛宕山の東側に位置する。愛宕神社参道を境に南側をI街区(敷地面積約2900平方メートル)、北側をII街区(790平方メートル)と位置付ける。
I街区の計画名は「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区施設建築物」。計画地は愛宕1の200の1(地名地番、敷地面積2905平方メートル)。建物は直接基礎を採用する。用途は共同住宅と事務所、店舗。都市機構らが23年1月に公表した資料によると、1~6階に店舗や事務所が入り、7階以上が住宅となる。
II街区には店舗棟を2棟建てる。いずれもRC造3階建てで、総延べ約950平方メートルの規模になる。30年度の着工、31年度の竣工を予定する。施工者は今後公募して決める。
I、II両街区とも参道沿いに広場を設け、沿道のにぎわい創出に配慮する。都市機構と野村不は再開発事業の特定業務代行者を務めている。

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