猫は『人間の性別』を見分けることができる?男女別に見る態度の違いとは

猫は人間の男女を見分けることができる?

はじめに結論からお伝えすると、一般的に猫は人間の性別を直接的に判別する能力はないとされています。

しかし、飼い主を始めたとした人間との関係を築く際には行動や匂い、声のトーンなどから性別に関係する情報を認識しています。

そのため、猫は男性と女性に対して違った態度をとることはありますが、直接的に性別を理解しているわけではないといえるでしょう。

猫に人間の性別の判断ができないことが分かったところで、次の章からは猫がとる行動のうち、男女別で特徴的な行動や態度をご紹介していきます。

男性への行動・態度

猫は一般的に男性よりも女性の方が好まれやすいと考えられており、その要因として男性に多いトーンが低い声を威嚇として感じられたり、黒っぽい服装が天敵であるカラスと同じ色合いであることが挙げられます。

そのため、上記の特徴を満たしている男性は猫から避けられやすい傾向にあり、場合によっては恐怖心を感じられてしまうことも考えられます。

また、去勢したオス猫は男性に対して懐きやすい、といったケースもあるようなので、猫側の性別によっても行動は大きく変わることが推測できるでしょう。

女性への行動・態度

先ほどお伝えしたように、猫は男性よりも女性を好む傾向にあることから、女性に対しては自分からすり寄っていったり甘えたりする猫が多いようです。

上記のような行動の要因としては、男性よりも体が小さくて威圧感を感じにくいことや、声が高いことなどが挙げられます。また、専業主婦の方の場合は家に一緒にいる時間が長いことも、女性が好かれる傾向を生み出しているひとつの要素といえるかもしれません。

さらに、猫は人間の性別にかかわらず「自分の好きな体勢をとらせてくれる人」や「抱っこ上手な人」が好きとも言われており、一般的に「男性よりも女性の方がコミュニケーション能力が高い」と言われていることも影響していると考えられます。

まとめ

本記事では、「猫が人間の性別を判断できるのか」や「性別によって異なる態度や行動」を紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?

記事内でご紹介した猫がとるとされている男女別の行動はあくまでも「傾向」であり、個体差や猫との関係性によって全く異なる態度・行動をとることも多くあります。

また、猫との関係性は自身の性別よりも個別のコミュニケーションや絆などによって形成されるものであることから、猫と良好な関係を築くには1匹1匹としっかり向き合うことが最善といえるでしょう。

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