1年かけ20種学ぶ  飯山農学校が開校式 厚木市・愛川町・清川村

初日は種芋の植え方の実習

「飯山クラインガルテン飯山農楽校(のらっこ)」が3月に開校し、親子連れなど市内外からの参加者がジャガイモの世話を始めている。

この事業は飯山の休耕地を活用し、飯山観光を活性化することを目標に、9年前に有志で発足した。今年は厚木市民をはじめ、近隣市や都内から35組が参加。指導メンバーの教えを受けながら1年かけて20品目以上を育て、これまで学んだ人の中には自由圃場で思い思いに作物を育てる人もいる。

今年は以前に農楽校で学んだ若手が教える側として参画。3月16日の開校式で渡辺一夫校長は「1年間かけて美味しい野菜を収穫し、皆さんの胃を満たしてくれるはず、夏の暑さに気をつけ頑張っていただきたい」とエールを送った。この日はジャガイモの男爵とキタアカリの種芋をJAの営農指導員が実演。参加者は種芋を均等に置き、慎重に肥料をまいて土をかぶせていた。

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