米中高官が北京で会談、中東情勢や台湾・南シナ海巡り協議

[ワシントン 15日 ロイター] - 米国務省は15日、東アジア担当高官が訪問先の北京で、中国側と中東情勢、南シナ海、台湾問題について協議したと発表した。米中関係安定化に向けた取り組みの一環。

クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)とベラン国家安全保障会議(NSC)上級部長(中国・台湾担当)が14─16日の日程で訪問。

中国の馬朝旭外務次官、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の仇開明副主任らと会談した。

会談には米国のバーンズ駐中国大使も参加し、中東情勢、ロシアの防衛産業基盤に対する中国の支援、中台関係、南シナ海、北朝鮮など、二国間、地域、世界の問題について協議したという。

国務省は「今回の訪問は、中国との間で最近行われているハイレベル外交を基礎とし、判断ミスのリスクを軽減しつつ、見解が相違する分野と協力分野を管理するもの」と説明した。

会談の詳細には言及しなかった。

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