ルートインBCリーグ福島レッドホープスは14日、ホームのヨーク開成山スタジアム(郡山市)で埼玉西武ライオンズファームと対戦し、7―16で敗れ、3連敗となった。通算成績は1勝3敗。6月から改修工事に入る影響で同スタジアムでの今シーズン最終戦となった。
福島は初回に先発福井が打者一巡の猛攻を受け、10点を失い主導権を握られた。打線は六回に相手の四球などから好機をつくり、佐藤優、三沢の適時打などで5点を返したものの、追撃はそこまでだった。
福島は次戦の20日、ホームのポニーリーグならはスタジアム(楢葉町)で信濃グランセローズと対戦する。午後1時開始予定。
▽ヨーク開成山スタジアム(福島2敗)386人
西武 1021000030―16
福島 101005000―7
▽本塁打 高木(西)
▽三塁打 奥村、モンテル(西)
▽二塁打 モンテル(西)▽暴投 黒田(西)中園(福) ▽試合時間 3時間33分
▽審判 松浦(球)郷津、佐々木、関口
若松駿太、500投球回
福島の6番手で登板した若松駿太が、BCリーグ通算500投球回を達成した。同球団によると達成はリーグ15人目。若松駿は「イニングにこだわってやってきたので、その積み重ねだと思う」と喜びを語った。
この日は11点差を追う六回に登板。「記録のことは頭になく、ゼロで抑えることだけ考えていた」。持ち味の打たせて取る投球で無失点に抑え、攻撃へのリズムをつくった。
中日ドラゴンズを退団後、2019年シーズンからBCリーグでプレーしており、21年シーズンに福島に加入。コーチも兼任し「後輩たちにプレーで見せることや、チームの勝ちにこだわる気持ちが出てきた」と話す。
チームは3連敗となったが「チームに勢いをつけられるように腕を振るだけ」と次戦への意気込みを語る。ファンに対して「勝って恩返しができるよう頑張りたい」と誓った。