宇都宮の低圧室事故、現場施設で実況見分 栃木県警に「操作ミスの可能性」説明

低圧室酸素カプセル内で2人が倒れていたトレーニング施設

 宇都宮市田野町のトレーニング施設で12日、低圧室を利用していた競輪選手男性と施設関係者女性の2人が意識を失い1人が意識不明となっている事故で、県警は14日、現場の施設で実況見分を行った。また施設のオーナー男性が県警の任意の調べに「(施設関係者の)妻が機械の操作を誤った可能性がある」との趣旨の説明をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、実況見分にはオーナーが立ち会った。低圧室の操作方法などを確認したとみられる。県警は安全管理や操作に問題がなかったかどうかを調べている。

 県警によると、意識不明で搬送されたのは鹿沼市、競輪選手の男性(57)で施設の常連客だった。施設関係者女性はオーナーの妻で、客が低圧室を利用する際は一緒に入り、操作を担当していた。

© 株式会社下野新聞社