ガザ支援、数日で大幅拡大 米は継続注視=ホワイトハウス

[ワシントン 15日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日、パレスチナ自治区ガザに搬入される人道支援物資がここ数日で大きく増えたと明らかにした。ただ、米国は支援の継続を確認する必要があると指摘した。

MSNBCとのインタビューで、これまでにトラック2000台以上がガザに入り、過去24時間だけで約100台が入ったと説明。「ここ数日、支援が劇的な規模で拡大した。それは重要だが、継続される必要がある」と述べた。

ガザで支援活動を行う慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」職員7人がイスラエルの空爆で死亡したことを受け、バイデン大統領は今月、イスラエルが民間人と支援従事者の保護に向けた具体的な措置を講じることをガザ攻撃支援の条件とする可能性に言及。バイデン政権として、イスラエルの軍事行動に支援を通じて影響を及ぼすことを目指す初めての動きとなった。

カービー氏は、別に行ったCNBCとのインタビューで、時間を経ても顕著な変化が見られなければ、米国はガザに関する政策を変更する」と発言していた。

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