ウクライナ大統領 武器供与改めて要請 同盟国に団結呼びかけ

[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、ロシアとの戦争を巡り、最前線の行動や同盟国からの兵器供給について軍司令官らと検討を行った。

ゼレンスキー氏はビデオ演説で、都市やインフラに対するロシアの攻撃を防御するため防空システムが必要だと改めて強調。イランによるイスラエル攻撃の防衛で示したような団結を、ウクライナへの支援でも示すよう同盟国に呼びかけた。

また、ロシアが占拠した東部バフムトの西に位置するチャソフヤール、さらに西のポクロフスク、北方のクピャンスクの3地域でウクライナ軍が困難な状況にあると説明した。

武器や電子戦システムの供給、ロシアのミサイルやドローン(無人機)による攻撃で数週間にわたって打撃を受けたインフラを守る方法について報告を受けたと明らかにした。

ロシアによる新たな攻撃に関する情報当局の報告もあると指摘。「あらゆる敵の行動に備えなければならない。ロシアの狂気は依然として強く、占領者たちは進撃を強めようとするだろう。われわれは対応する」と語った。

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