外国人と一緒に防災 松山で地域住民プログラム 翻訳アプリで意思疎通、避難時の助け合い方考える

アプリを使って防災食のラベルを翻訳し、使用食材を確認する参加者

 県都である松山市には、4千人を超える外国人が暮らしている。各地で地震が発生し災害が激甚化する中、いざという時に言語や文化を超えて助け合えるよう、地域住民と外国人が一緒に防災について考えるプログラムが素鵞公民館(同市中村3丁目)で開かれた。参加者は音声翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取り、避難所の役割や非常時の円滑な行動へ理解を深めた。

 市が主催し、市内で働くネパール人と素鵞地区の住民のほか、大学生、松山国際交流協会のメンバーら計約20人が参加した。

翻訳アプリを使って外国人の避難所受け付けを体験する住民ら
ネパール人参加者の自宅近くの指定避難所を一緒に探す日本人参加者ら

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