【黄砂情報】全国的に黄砂飛来か そもそも黄砂とは!? ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの中央アジアの砂塵が、日本どころか北米にも!? 気象庁発表「黄砂に関する全般気象情報」

西から前線が近づく影響で、15日(月)は西日本は天気が下り坂でしたが、16日(火)は東日本、17日(水)には北日本でも雨の降るところがあるでしょう。

また、雨のあとは、西日本から北日本の広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。

特に西日本では16日(火)夜から17日(水)ごろにかけて、やや濃度が濃くなるおそれがあります。

また、東京でも17日(水)夜から18日(木)にかけて黄砂が飛来する可能性があります。

屋外では所により黄砂が付着するなど影響が予想され、洗濯物や車への付着、見通しの悪化などに注意が必要です。

また、花粉症や呼吸器系の疾患をお持ちの方は、症状悪化の恐れもあるので、外出の際は十分にご注意ください。

そもそも、黄砂とは何なのでしょうか…。

気象庁によりますと、黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象を指します。

日本における黄砂現象は、春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。

黄砂現象発生の有無や黄砂の飛来量は、発生域の強風の程度に加えて、地表面の状態(植生、積雪の有無、土壌水分量、地表面の土壌粒径など)や上空の風の状態によって大きく左右されます。黄砂粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子(粒径が10マイクロメートル以上)は重力によって速やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数マイクロメートル以下)は上空の風によって遠くまで運ばれます。

例えば、東アジアが起源の黄砂粒子が太平洋を横断し、北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されています。

屋外では所により黄砂が付着するなどの影響が予想されます。また、視程が5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生するおそれがありますので注意してください。

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