生カキ原因か、25人が下痢などの症状 船橋の飲食店で食中毒 ノロウイルス検出

船橋市役所

 船橋市は15日、市内の飲食店「#カキもビールも生がスキ。船橋駅前店」で生カキを食べた25人が下痢などの症状を訴え、発症者の便などからノロウイルスが検出されたと発表した。市保健所は同店の食事が原因の食中毒と断定し、同日1日間の営業停止処分とした。

 同保健所によると、6~9日の来店者約200人のうち36人の調査を完了。25人に症状が確認されている。このほか38人が発症した可能性がある。発症者は全員が回復傾向にある。

 同店は13日から営業を自粛していた。抜き取り検査を実施している特定の仕入れ元からカキを入荷していたという。

 同保健所は「生食用に処理されたカキでもリスクをゼロにすることはできない。予防するには中心部を85~90度で90秒以上加熱する必要がある」と訴えている。

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