「純白のバラといっしょに何を植える？」ローズガーデニングの極意

「花の女王」と称されるバラには、さまざまな花色や品種がそろっています。なかでも「白いバラ」は透き通るような花弁が清楚で上品な印象。

今回は、貴婦人のように凛として美しい白バラの魅力や、おすすめ品種を参考価格とともに紹介します。

記事最後には白いバラと一緒に植える植物選びの極意もお伝えしますので、下草選びの参考にしてくださいね。

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この記事で紹介する「白いバラ」にまつわるあれこれ

白いバラの魅力

純粋無垢なイメージ

白いバラの花言葉は「純潔」「相思相愛」「深い尊敬」「私はあなたにふさわしい」など。汚れない美しさと気高さがあり、ウェディングブーケにもよく使われています。

明るさと広がりを感じさせる

白は色彩の中でもっとも明るく、膨張色なので広さをもたらします。光が当たらないときは薄暗く感じる庭も、白バラが咲いているだけでパッと華やかになるでしょう。

あらゆる花色とよくなじむ

白い花ばかり集めてホワイトガーデンを作るのもよし、周りにカラフルな花を植えてもよし。白はほかのさまざまな色彩を引き立てながら、主張することなくうまく調和します。

白いバラの魅力を存分にお伝えできたでしょうか？もっと知りたい！という皆さんに向けて、次では歴30年のガーデナーが太鼓判を押す「白いバラのおすすめ品種」、そして最後に「純白のバラといっしょ植える植物選び」についてお話しします。 ローズガーデニングの極意、最後までじっくりご覧くださいね。

白いバラのおすすめ品種8選【清らかな美しさを堪能】

アイスバーグ

Iceberg

白バラの代表格とされるアイスバーグ。耐寒性・耐病性ともに強く、トゲもほとんどありません。細い枝にうつむいて咲く姿が優しげです。

※参考価格：3000～4000円前後（大苗）

スノーグース

Snow Goose

スノーグースは5センチほどの小輪の花が20輪ほどかたまって開花。枝がしなやかで長く伸びるので、つるバラのように仕立てるのもステキです。

※参考価格：4000～5000円前後（大苗）

キューガーデン

Kew Gardens

野バラのように野趣あふれる姿がナチュラルガーデンにピッタリのキューガーデン。白い花弁がソフトに波打ち、黄色い花芯とのコントラストが鮮やかです。

※参考価格：4000～5000円前後（大苗）

アンナプルナ

Annapurna

アンナプルナはヒマラヤ山系の名山にちなんで命名。まさに雪山のような純白の花が高貴な印象です。フルーツ系の強い香りを漂わせます。

※参考価格：3000～4000円前後（大苗）

クレア・オースチン

Claire Austin

淡いアイボリーホワイトの花が優しげなクレア・オースチン。コロンとしたカップ咲きの花は最後まで整った形を保ち、盛んに返り咲きします。

※参考価格：4000～5000円前後（大苗）

ジャクリーヌ・デュ・プレ

Jacqueline du Pré

ジャクリーヌ・デュ・プレは半八重咲きの白い花弁と赤いしベが特徴。比較的早い時期から咲き始め、強いムスク系の香りが魅力です。

※参考価格：3000～4000円前後（大苗）

マダム・アルディ

Madame Hardy

オールドローズの中でもっとも美しい白バラと評価が高いマダム・アルディ。中央のグリーンアイがキュートで、レモンのような爽やかな香りがします。

※参考価格：3000～4000円前後（大苗）

グリーン・アイス

Green Ice

グリーン・アイスは横に枝を伸ばして大株になるミニチュアローズ。ピンク色を帯びたツボミが咲くと白花になり、咲き終わりはグリーンに色付くのが特徴です。

※参考価格：1000～2000円前後（6号苗）

「純白のバラといっしょに何を植える？」ローズガーデニングの極意

白バラはブルー・ピンク・イエローなど、どの花色ともよく合います。大輪で花弁が多い品種でもそれほど威圧感がないので、ジギタリスやオダマキなど個性的な花も組み合わせ可能。

ホワイトガーデンにするなら、レースフラワー・イベリス・マーガレットなど白い花を集めましょう。シルバーリーフのシロタエギクやセネシオなどをワンポイントとして植えるのもオシャレです。

「白」とひと口に言っても青みがかった白からソフトなクリーム色までさまざま。白いバラの微妙なニュアンスを堪能してみてくださいね。