コルツとDTバックナーが2年71億円の契約延長に合意

インディアナポリス・コルツのディフォレスト・バックナー【AP Photo/Matt Patterson】

インディアナポリス・コルツがディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーと再び契約を延長することになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(月)に、状況を知る人物の話を元に報じたところによると、コルツとバックナーが2年4,600万ドル(約70億9,363万円)相当の契約延長で合意したという。その後、コルツもこのニュースを発表している。

サンフランシスコ・49ersとのトレードでコルツに移籍してきたバックナーは、4年8,400万ドル(約129億9,535万円)の契約の最終年を迎える予定だった。

30歳を迎えたバックナーだが、今でも屈指のインテリアディフェンダーの1人だ。バックナーはダブルチームを制し、相手ブロックを突破してランを止めることができる。守備コーディネーター(DC)ガス・ブラッドリー率いるコルツ守備陣では、中央で重要な役割を果たし、相手オフェンス全体を混乱に陥れることができる選手だ。

バックナーはコルツでの4シーズンでプロボウルに2度選出され、2020年にはオールプロのファーストチームに選ばれた。高い耐久性を誇るバックナーは、過去3シーズンで1試合も欠場したことがなく、3つのダウンすべてでプレー可能な実力を持つ。バックナーの才能、健康状態、プレースタイルを考えれば、30代でも生産的なプレーを続ける可能性が高く、今回の契約はコルツにとって賢い選択と言えるだろう。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、バックナーは年俸平均2,300万ドル(約35億4,681万円)を稼ぐことになり、年額はインテリアディフェンダーの中で7番目に高いという。

キャリア通算では、バックナーは8シーズンでサック61回、タックル544回、ロスタックル80回、クオーターバック(QB)ヒット161回をマークしている。

この契約延長はコルツのオフシーズンの流れをくむ動きであり、これまでにコルツはチーム内の選手10人と再契約または契約延長している。

【KO】

© NFLJapan.com