変動率プラスに転じる 秦野市内の地価公示 秦野市

神奈川県は3月26日、国土交通省が公表した資料を基に2024年1月1日時点での県内の地価公示を取りまとめた。一般の土地取引価格の指針として毎年1回、1平方メートルあたりの標準地の正常な価格(公示価格)を公表している。これによると、県全体の用途別平均変動率は住宅地が2・8%(前年1・4%)、商業地5・4%(同2・9%)、工業地5・9%(同4・3%)となった。

秦野市内を見ると、住宅地(調査地点/35地点)の平均変動率は0・2%、平均価格は8万1000円(前年8万700円)となった。住宅地で最も上昇したのは「鶴巻南2丁目1558番30」で変動率は2・0%。

商業地(6地点)の平均価格は14万7200円(前年14万7100円)で平均変動率は0・2%。商業地では「西大竹字宮ノ前6番1外」が変動率0・9%で、他はすべて横ばいとなった。

住宅地・商業地ともに平均変動率はプラスに転じているが、県平均と比較し低い水準となっている。一方で、工業地(3地点)の平均変動率は4・1%(前年2・7%)と県平均に近い水準となった。平均価格は6万100円(前年5万7800円)。調査地点のうち最も変動率が上昇したのは「堀山下字東中道119番9外」で変動率は5・1%、価格は5万9500円となった。

このほか、林地の調査地(1地点)「蓑毛字餅畑765番3外」は、価格が1330円で変動率は横ばいとなった。

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