玉川徹氏 大谷翔平代理人の〝職務怠慢〟指摘「素人じゃないわけですよね? バレロ氏は」

バレロ氏(右)と大谷(ロイター)

テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で16日、ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者が銀行詐欺容疑で刑事訴追された事件を取り上げた。

この問題については水原容疑者はもちろんだが、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏の責任を問う声も上がりはじめている。

カリフォルニア州の弁護士資格を持つ清原博氏は、連邦検察官が裁判所に提出した訴状には大谷の銀行口座を管理していた会計士が「私には口座を見る権限がない」と証言している記述があったことを紹介。しかしバレロ氏は、「水原容疑者が『大谷がプライベートな口座で誰にも監視させたくない』と言っている」との理由で拒否したという。

清原氏は「会計士が確定申告する時に、ナマの銀行口座の情報を見ないで、ただ単に水原容疑者の言ったことを信用するということ自体がちょっとありえないこと」と指摘。さらに「大谷選手に直接意思確認すべきであって、それをやっていないこと自体が、会計の責任を負ってたバレロ氏として、ホントにちゃんとやってますか?というね、業務をしっかりやってますかという責任が問われてしまうんじゃないか」とバレロ氏に疑問を呈した。

コメンテーターの玉川徹氏は「素人じゃないわけですよね? バレロ氏は。当初、球団との交渉に関する代理人だけなのかなと思ったら、そうじゃなくてビジネス関係の代理人もやってるわけですよね?」と指摘した。

そのうえで「会計士をバレロ氏が雇ってですね、その会計士に大谷さんの会計をやらせてたわけでしょ? 仮に素人のように『大谷さんと水原氏は一体だからそれでいいんだ』っていうようなことを考えたとしても、じゃあなんで口座の管理を、会計士が『直接見たい』っていうのを『ダメだ』って言ってるっていった時に、バレロ氏、水原氏、大谷さんの3人で会うってことをしなかったのかって話ですよ」と語った。

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