おやじゴルフニュースで好評 不適切にもほどがある「プレー中、つい言ってしまうおやじのダジャレ」

イラスト・とがしやすたか

今回は昭和のネタを含めてゴルフのダジャレを特集したいと思いますが、なにせ話が古いので不適切な部分があるかも知れません、そこはご容赦を。皆さんもプレー中につい言ってしまうことあるでしょう。ざっくりしたら「神田正輝しちゃった」とかね。ちなみに神田正輝さんが昔、某ゴルフ番組に出ていたとき、自ら「神田正輝しちゃったよ」と言ってたのを見ましたからね。

神田さんもレギュラー番組に復帰して、朝から笑顔を振りまいています。神田正輝のダジャレを積極的に使い、彼をもっと元気づけましょうか。というわけでどんどん行きます。まずはオリジナルからって、そんなのあるのかよ。自ら作ったダジャレを公開します。

●谷越マリ~
谷を越えるショットをするときは、必ず「やれやれ谷越マリかよ」と呟きます。けど谷越マリって誰だ? そんな人いませんよね。

それは私の記憶違いでオールナイトフジに出ていた鳥越マリさんのことを頭の隅で思い出し、それを勝手にディフォルメして谷越マリなるオリジナルキャラクターを造ってしまいました。しょっちゅう使っているので、いつの間にか谷越マリが実在の人物になってしまい、ときどき「谷越マリって誰」と聞かれることが。

そのとき「昔、オールナイトフジに出てたじゃん」と言うので、同伴者は「それは鳥越マリだっちゅ~の」という突っ込みをしてください。偶然同伴メンバーになった方、待ってます。

オリジナルは結構あります。ただダジャレは誰でも思いつきますので、同じじゃん、パクッたろとは言わないでください。

●下手田ヒカル (ヘタダヒカル)
アプローチでざっくりやったり、3パットしたときなどにボソっと「下手田ヒカルだよ」と今でも頻繁に使います。これは宇多田ヒカルさんに対し、不適切な表現をしたと謝らなければいけません。

ゴメンなさい。でもなあ宇多田ヒカルさんがゴルフを覚えて、ミスったときに自ら「下手田ヒカルだよ」と言ってくれたら、第二の神田正輝のポジションになれるんだけどって、ほっといて~。

●初パーネズミゲット(二十日鼠)
その日、初めてのパーを取ったとき、初パーネズミと言うのは聞いたことがありますが、使うタイミングが難しい。いきなりスタートホールでパーを取って言うのは、効果的ではありません。一番インパクトがあるのは、その日、全然パーが出ず、17番でやっとパーが出たときに言う「初パーネズミゲット」。喜びもひとしお、小躍りします。

だからってそれを言うために、16番まで叩いておくわけにはいかない。そのままパーが1個も取れない日になることも。結果、そうなってしまいます。

●ノーパンデー
これは全く一個もパーが出なかった日に言う言葉ですが、まず最初に「今日はノーパンデーだ」とボケて、すかさず相方らしき人物が「それを言うならノーパーデーでしょ」と言わないと、オチが成立しません。

しかも、決して叩いた女性に言わないこと。本当にノーパンだったら「凄い~よく分かったね」とか言ってくれるかな? あほな。

●アマライン洋子
プロライン、アマラインの説明をすると長くなるので省きますが、元ネタは「キャロライン洋子」という昭和のタレントさんです。パットを打ったとき、ボールがアマチュアラインに垂れて、カップに入らないときに「アマライン洋子だな」ってぼやくわけです。

このぼそっとした「アマライン洋子」に反応してくれる同伴プレーヤーは、昭和30年代生まれなはずです。元ネタがなかなか分からないといえば断トツコレです。

●イヤン・バンカー・ピンチ
これは若い女性がバンカーにはまって「イヤ~ン、バンカーピンチだわ」と言ってるギャグと思うでしょ。実はモデルになった人物がいるんです。それが「イアン・ベーカー・フィンチ」(1991年の全英オープン優勝者)という選手、その人の名前をひっかけて、ネタを作ってるのです。

本人は引退して今年64歳、まさか自分の名前が日本でおやじギャグとして使われているとは思わないでしょう。とりあえず謝っておきますか。

●カップ范文雀切れる
グリーンで微妙なラインを読むとき「カップ半分弱切れる」なんていいますよね。実は昔、范文雀(はん・ぶんじゃく)という女優さんがいて、バレーボールのドラマ「アタックナンバー1」のジュン・サンダース役で出演し、エキゾチックな美貌で人気を博しておりました。

けど発音が全く一緒なので、半分弱と言ったのか、范文雀と言ったのか分からない。そこでハンブンジャク切れると言ったら「出たなジュン・サンダース」と、誰かが突っ込まないと、ダジャれが成立しないです。使い方が非常に難しいダジャレです。だったら使うなっていうの。

どんどん行きます。やはり左にボールが巻いたときはこれです。

●ファ~まいたきよし~
元ネタは真板潔(まいた・きよし)というプロですが、この真板潔が分からない若者が多くて。真板プロはサントリーオープンを始め、シニアも含めて8勝しているトッププロ。年齢は64歳だから、我々には馴染みがあっても若い人はピンと来ないかな。

今の若者はマイタキヨシーと叫んでも、マツモトキヨシーぐらいにしか聞こえず、「どこのドラッグストアですか?」と聞かれるのがちょっと悲しいなあ。

●スライスマイ
おやじ世代はグリーン上でパットしたボールが、スライスしたとき「スライスミホ」(白石美帆)と言ってましたが、今は「スライスマイ」(白石麻衣)ですかね。そうなると上りのスライスは「カミスライスモネ」(上白石萌音)っていうのか、なんか舌噛みそう。いいから早く打てって。

●シャンク由美子
シャンクしたらこれでしょう。シャンク由美子(釈由美子)と言いたいがためにシャンクしたりして、あほか。シャンクは1回出ると止まらない。

「シャンク27(3×9=27)って言われてな、あと26回は出るから気をつけろ」と脅す奴いますって、それはオレじゃん。

最後は林にボールが入り、難しいポジションにあったらこう言います。「あ~これは渋谷のヘルスだね」。そのココロは「出すだけ~」どうも不適切な表現ですいません。これに懲りず、またいろいろ試行錯誤し、ダジャレを発表していきたいと思います。

◇ ◇ ◇
 
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