カウボーイズWRラムが自主参加のオフシーズンワークアウトの初日を欠席

ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【AP Photo/Sam Hodde】

契約延長のめどが立たないダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムは、チームが自主参加のオフシーズンワークアウトを開始した日に姿を現さなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(月)に状況を知る人物の話をもとに伝えたところによると、ラムはオフシーズンプログラムの初日にあたる月曜日に姿を見せなかったという。

基本的にミーティングとコンディショニングが行われるオフシーズンプログラムの序盤でラムが欠席するのは驚くべきことではない。

プロボウルに3度選出された経歴を誇るラムは、新人契約の5年目を迎えようとしており、2024年には完全保証の1,799万1,000ドル(約27億7,657万円)を受け取る予定だ。これまでの実績とカウボーイズにとっての重要性を考慮すると、ラムの報酬は今後、大幅に増えるだろう。

地区ライバルのフィラデルフィア・イーグルスがWRデボンタ・スミスと3年7,500万ドル(約115億7,483万円)の契約延長に合意したため、ラムがワークアウトをスキップするという見方はますます強まっている。ラムはスミスの年平均額(2,500万ドル/約38億5,828万円)よりも高い金額を目指している可能性が高い。ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソンやシンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイスといった選手も新契約を目指している中、プロセスが長引けば長引くほど、コストは上昇するだろう。

オフシーズンプログラムは自主参加であるため、ラムの欠席は交渉プロセスにおける標準的なステップだ。それはまだ取引が必要であることを世間に知らしめる動きだと言える。ラムが6月に行われる参加必須のミニキャンプを欠席すれば、それはより大きな主張となるだろう。また、7月になってもまだ契約が成立せず、ラムがトレーニングキャンプ中にホールドアウトあるいはホールドインするようなことがあれば、それはその状況に重みを加えることになる。

現時点でラムがワークアウトをスキップしていることは注目に値するものの、契約を成立させるための時間はまだある。

【RA】

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